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甲状腺の基礎知識

甲状腺とは?

甲状腺は首の前側、のどぼとけのすぐ下にあります。
蝶々のような形で気管支の周りを包み込むようにあり、縦4cm、厚さ1cm、重さ15g程度の小さな臓器です。
正常の甲状腺であれば柔らかいので、外から手で触ってもわかりませんが、バセドウ病や甲状腺腫瘤などで腫れてくると手で触ることができ、首を見ただけで腫れているのがわかることがあります。

 

甲状腺の働きについて

甲状腺は、海藻など食べ物に含まれるヨウ素を材料にして甲状腺ホルモンを作り、血液中に分泌する仕事をしています。
甲状腺ホルモンには、体の発育を促進し、新陳代謝を盛んにする働きがあります。つまり、活動するために必要なエネルギーを作り、快適な生活を送るためになくてはならないホルモンです。
甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎても体調が悪くなってしまい、甲状腺ホルモン量のバランスが非常に大切です。

甲状腺ホルモンを調節するために脳の下垂体から送られる伝令が甲状腺刺激ホルモン(TSH)と呼ばれます。
TSHは血液中の甲状腺ホルモン増減を敏感に感知し、甲状腺ホルモンの量を一定に保つように指示します。甲状腺ホルモンが少ない時には、TSHが上昇し、全身の血液中の甲状腺ホルモンを増やそうとし、逆に甲状腺ホルモンが多い時には、TSHが低下し、全身の血液中の甲状腺ホルモンを減らそうと働きかけます。この一連のながれをフィードバックといいます。

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