糖尿病ってどんな病気?
糖尿病とは血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が病的に高い状態をさす病気です。糖尿病はからだの中で膵臓から出るインスリンという血糖を下げるホルモンの働きが悪くなったり、インスリンの効きが悪くなったりすることによって血糖値が慢性的に高くなる病気のことです。
日本の糖尿病患者は急増しており、糖尿病が強く疑われる人は1997年から2007年で690万人から890万人に増加しています。成人における糖尿病患者は約1070万人で成人人口約9600万人の約11%に相当します。近年の肥満者の増加に加え、超高齢化社会を迎えており、今後の糖尿病発症に対して予防対策が重要です。
糖尿病は自覚症状が出にくく、症状としては口渇感、多尿、疲れやすいなどわかりにくいものが多いので、気づかれにくいです。しかし、糖尿病(血糖値が高い状態)は体に様々な悪影響を及ぼし、血管がボロボロになりやすくなります。例えば心臓の血管がボロボロになると狭心症や心筋梗塞、脳の血管がボロボロになると脳梗塞や脳卒中を引き起こすことになります。
また血管も細い血管の方が潰れやすく、糖尿病による三大合併症(神経、眼、腎臓 しめじと覚えます)は日々注意しなければいけません。さらに糖尿病の他にも高血圧症や高脂血症などあると1+1+1+=3のたし算ではなく、何倍も血管が潰れやすくなります。
糖尿病そのものより、糖尿病による合併症が大きな問題です。
お糖さん 高瀬真吾
糖尿病専門医、内分泌専門医
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